「ザ・キングライオン」20周年 秋田拠点のスカバンド

結成20周年を迎えたザ・キングライオン=撮影・多勢裕哉(音撮)
 1950年代から60年代にかけてジャマイカで生まれた音楽「スカ」。秋田県内を拠点にその演奏を続けてきたスカバンド「The KING LION(ザ・キングライオン)」が結成20周年を迎えた。27日には記念アルバム「BLANK」を日本のほか米国、英国、ドイツなどでリリースする。結成メンバーでウッドベース奏者のビリケン(41)=秋田市=は「長く活動しているバンドはたくさんあって、20年はまだまだひよっこ。秋田からどんな面白い活動を世界に発信できるか、これからも追求していきたい」とコメントした。

 スカは管楽器が生む軽快な音と裏拍のリズムが特徴だ。ザ・キングライオンは99年に結成。当時、国内でスカは広まりつつあったが、県内にはまだスカバンドがなかったという。

 結成時に集まったのは地元でバンド活動をしているメンバーたち。だがスカ演奏についてはほぼ「素人」だったため、音源を探し、国内外で活躍するスカバンドとの共演を重ねながら、手探りでスカを学び続けてきた。憧れるのはスカを世界に広めたジャマイカのグループ「ザ・スカタライツ」。原点といえる音色を目指し、日々活動している。

 現在のメンバーは20~40代の14人。ボーカル、ドラムス、ギター、そして管楽器のトランペット、アルトサックス、テナーサックスなどで構成している。横手市の「ジャマイカン・ミュージック・フェスティバル」や男鹿市の「男鹿ナマハゲロックフェスティバル」など県内を中心に演奏している。

 記念アルバムのリリースは15年ぶり2枚目で、2016年ごろから3年がかりで完成にこぎ着けた。スタジオを使わずにホールで収録。演奏はあえて完璧に合わせず、微妙な「ずれ」をつくり出して、スカが誕生した時代の演奏を表現することにこだわった。

 収録したのは、10年ほど前からライブでおなじみの「Cold Sugar」や近作「64ska」など計12曲。得意とするアグレッシブな曲や、切ないメロディーの曲など、1枚のアルバムにスカの多様な魅力を詰め込んでいる。

 ボーカルで代表のマサ(44)=秋田市=は「きれいな音ではなく、その場の空気感を入れようと考えていた。グルーブを感じられる仕上がりになった」と語った。

 【20周年記念ライブ開催へ】
 ザ・キングライオンの20周年記念ライブが30日と12月1日に開かれる。30日は午後3時半から、秋田市の「クラブスウィンドル」、12月1日は午後1時から、同市の「LOUD AFFECTION」で開かれる。両日とも前売り1500円(当日2千円)、2Dayチケットは2500円、20歳以下は無料。問い合わせは各会場へ。

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