創業の地 花巻に藍込め 染屋たきうら、110周年感謝祭

花巻絞りをあしらった布地を手にする滝浦敬子副社長(左)。創業110周年の節目に確かな技術をPRする
 盛岡市繋の盛岡手づくり村内に工房を構える萬(よろず)染め物業・染屋たきうら(滝浦麻理夫社長)は1~4日、同社が経営する花巻市石鳥谷町好地の「shop和藍(わらん)」で創業110周年記念大感謝祭を開く。天然の藍草を原料に、職人が手作業で丹精込めて仕上げる風合いの良さ、長年培ってきた確かな技術を織り込んだ作品を創業の地で紹介する。

 大感謝祭ではバッグや帽子、スカーフなど約800点を現金での購入は15%引き、クレジットカードは5%引きで販売する。各日とも午前9時~午後5時半。

 全国でも数少なくなった「木灰水(あくみず)発酵建て」という技法で染料にし、絞りや筒描きといった手法で染色。国選定の2015年度「現代の名工」となった3代目輝夫さん(75)が考案したウメの花が円を描く「花巻絞り」は同社オリジナルの模様。布を特殊な形に折りたたみながら糸で縫い、空気に触れないようにきつく絞って仕上げるもので、高い技術が求められる。

 布の絞りを担当している同町好地の藤原ツル子さん(88)が期間中の午前10時半~同11時半と午後2時~同3時の各日2回、実演する。

 滝浦敬子副社長(66)は「藍色は昔ながらの庶民の色で、肌の色をきれいに見せてくれる。オリジナルの品物をぜひ手に取ってほしい」とPRする。

 同社は1909(明治42)年に、初代藤三郎さんが同町好地で創業。86年に盛岡手づくり村に工房を移転した。shop和藍は99年に新築した。

 問い合わせは同店(0198・45・3230)へ。

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