女性誌FRaU、一冊丸ごと秋田を特集 発酵食などに反響

本県を特集したフラウ11月号。秋田犬おもちが表紙を飾る
 女性誌「FRaU(フラウ)」(講談社)の11月号は、一冊丸ごと秋田を特集している。「美しくなる、秋田への旅」をテーマに発酵食文化や温泉などを紹介。先月末の発売以降、雑誌に登場した特産品への問い合わせや注文が増えたり、会員制交流サイト(SNS)で特集が話題になったり反響を呼んでいる。

 特集のきっかけは、高級化粧品の製造・販売を手掛けるアルビオン(東京)だった。編集者が化粧品を取材する一環で、藤里町にある子会社「アルビオン白神研究所」を訪れ、本県の魅力に触れたことが特集につながったという。

 表紙には秋田犬の「おもち」が登場し、目次に「うるるん、つるるん、秋田の湯」「美しい友、秋田犬」「秋田の手しごとに宿るもの」などの項目が並ぶ。「美を育む、発酵食のちから」では、いぶりがっこ、ハタハタずし、日本酒、しょっつるなどを取り上げ、美しい写真と共に「秋田の女性のツヤ肌は、からだに優しい発酵食の賜物(たまもの)です」と紹介している。

 ハタハタずしで取材を受けた水産加工品製造業・三浦米太郎商店(にかほ市)は掲載以来、2週間で注文や問い合わせが約60件もあり、地元の道の駅や都内百貨店での購入数も伸びているという。三浦悦朗社長(60)は「首都圏の女性を中心に『雑誌を見ました』という声をたくさんいただいた。秋田の伝統食はまだ認知度が低く、載った効果は大きい」と話す。

 「今行きたい、あたらしい秋田!」のコーナーでは、古民家を改装したカフェや地元住民が集う飲食店、地元クリエーターが薦める観光地などを紹介。ツイッター上では「いつも秋田には何もないと思っていたけど、雑誌を見たら自信を持って薦められることだらけ。気付かせてくれてありがとう」「雑誌を片手に出掛けてみたい」といった投稿が見られる。

 関龍彦編集長(55)は「今は良いものを共有すべき時代。秋田号を通じて秋田の魅力をみんなでシェアしたい」と語る。

 A4判変型、109ページ。税別727円。フラウは一つのテーマに絞って不定期刊行し、毎回2万~3万部を発行している。

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