秋田犬と散歩して癒やされて 県内初のヘルスツーリズム認証

ヘルスツーリズム認証の取得に向け、今年2月に地域住民と実施した秋田犬との散歩(ヘルスケアデザイン秋田提供)
 秋田県三種町の一般社団法人ヘルスケアデザイン秋田(戸嶋諭代表)が企画した体験プログラム「秋田犬と散歩」が、専門機関の「ヘルスツーリズム認証」を県内で初めて取得した。町が力を入れる健康保養地(クアオルト)事業の核の健康ウオーキングに、秋田犬と一緒に歩く楽しさや癒やし効果を加えた。認証は健康志向のプログラムの品質に対するお墨付きで、法人は観光誘客の動きを本格化させる。

 認証は日本ヘルスツーリズム振興機構(東京)、日本規格協会(同)、日本スポーツツーリズム推進機構(同)が委員会を組織し、昨年度始めた。▽安心・安全▽旅の楽しさ▽健康への気付き―の3点を柱にプログラムを書類審査し、これまで三種町を含め全国38のプログラムが認証を取得した。山形県上山市などのプログラムは、大手旅行会社が商品化しているという。

 ヘルスケアデザイン秋田は、健康ウオーキングのガイドを務める町民らが昨年6月に出資して設立。町民の健康づくりの側面が強かったクアオルト事業を町外からの誘客に発展させようと、当初からヘルスツーリズム認証の取得を目指していた。

 「秋田犬と散歩」は、全国的に人気がある秋田犬を活用したプログラムで、町内の秋田犬の飼い主が協力する。旅行者に、飼い主の自宅周辺で秋田犬と30分ほど散歩を楽しんでもらい、同行するウオーキングガイドが動物の癒やし効果や健康維持に役立つ歩き方などをアドバイスする。安全のため、リードは飼い主が握る。法人は、町内に整備したウオーキングコースを併せて案内する。法人は今年2月に地域住民と共に実践し、好評を得た。

 認証は9月6日付。法人は来月にもホームページを立ち上げるなどし、プログラムを県内外に売り込む。今後は国の補助事業を活用し、農家やグリーンツーリズム団体と連携してジュンサイ収穫などの農作業や農家民宿、郷土料理といった町の魅力を組み合わせた誘客に取り組む方針。

 法人の事務局を務める相原信孝副代表(61)は「認証のおかげで、自信を持って町の魅力を売り込める。先月開かれた全国大会では、県外から大勢の来町者を受け入れた。クアオルトの取り組みを生かし、町を活気づけたい」と話した。

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