「みんなの実家」で交流を 移住の門脇さん、秋田市に民泊

参加者を出迎える門脇さん(右)
 秋田市上新城の民泊施設「みんなの実家」が、今月オープンした。記念イベントには、運営する門脇成英さん(64)の呼び掛けにより、首都圏在住の秋田県出身者らが参加したほか、地元住民の姿も見られた。門脇さんは「民泊だけでなく、地元の人と県外の人が交流する施設にしたい」と意気込んでいる。

 門脇さんは仙北市出身。都内などで県出身者向けの交流施設を運営し、首都圏秋田県人会連合会の副会長も務める。都内の企業を退職した4年前から、県内での民泊運営を検討。秋田市上新城の空き家を購入し、6月に埼玉県から移住した。

 県から住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づく宿泊施設の認可を受け、今月2日に営業を始めた。素泊まりで1泊3500円。8日には全国豊かな海づくり大会に合わせ、首都圏在住者を呼んで記念イベントを開き、地元住民を含む約120人が参加した。

 施設の庭や駐車場では、有志が秋田市の「港ばやし」や羽後町の西馬音内盆踊りなどを披露。地元住民と首都圏在住者らが、県産エダマメや西明寺栗などに舌鼓を打ちながら会話し、交流を深めた。

 NPO法人「秋田ふるさと応援団」(東京)の三平俊悦理事長(73)=川崎市=は「民泊施設が県外に移り住んだ人と、秋田に残った人とをつなげる場所になってほしい」と期待した。

 門脇さんは地元住民に「町内会館」のような利用も呼び掛けたい考え。来月からは、毎月15日に参加者が料理を1品ずつ持ち寄るパーティーを開き、県外在住者には宿泊してもらう。「講演を頼んだり、地域の人に歌や昔語りをしてもらったりしてもいい。人が集まり、つながる機会をつくりたい」と話した。

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