果樹園を観光地に 高齢農家の負担減へ、体験交流など企画

リンゴの木のオーナー制度を始める安藤果樹園の安藤さん
 秋田県三種町のグリーンツーリズム団体・田舎ぐらし大学みたね(柴田千津子会長)は、会員農家の果樹園の観光農園化を進める。果物のもぎ取りや生ジュースを作る交流会を開くほか、リンゴの木のオーナー制度も企画している。夏場のジュンサイ摘み取りに続く秋の体験メニューとして定着させ、高齢化が進む農家の収穫作業の負担軽減にもつなげたい考えだ。

 田舎ぐらし大学はこれまでも果物狩りのイベントを開いてきたが、観光客を常時受け入れるのは初めて。交流会やオーナー制度を通じ、より深い関係づくりを目指す。県の「ふるさと秋田応援事業」の助成金30万円を活用する。

 観光農園化を進めるのは、同町森岳の安藤果樹園と山田果樹園。リンゴの収穫が始まる今月中旬からもぎ取り体験を受け入れる。3日前までの予約制。入園は無料で、もぎ取った分だけ代金を支払う。10、11月にはリンゴとナシの収穫体験と生ジュース作り、バーベキューを楽しめる交流会を5回ほど開く。

 オーナー制度は、安藤果樹園で実施する。「サンふじ」のリンゴの木1本につき、年間オーナー料1万2千円を支払うと、木に実ったリンゴを全て受け取れる仕組み。希望者は収穫に加え、栽培管理も体験できる。今月末まで先着50人でオーナーを募集する。

 リンゴ栽培に挑戦したい人向けに、安藤果樹園の安藤俊雄さん(82)が年明け以降、栽培の技術や面白さを伝える4回続きの講習会を開く。

 山田果樹園は森岳温泉郷のそばに位置し、リンゴやブルーベリーを栽培。経営する山田善政さん(72)は温泉郷と連携した誘客を図ろうと考えている。

 旧山本町の森岳地区は古くから果樹栽培が盛んな土地柄。40年ほど前には旧山本町で約40人の果樹農家がいたものの、高齢化などにより現在は10人ほどにまで減った。

 田舎ぐらし大学事務局の笹村優樹さん(69)は「果樹園はこの地域の大切な資源。失われることがないよう体験交流によって活性化し、守っていきたい」と語る。

 オーナー制度の問い合わせ、申し込みは笹村さんTEL090・7794・7720。もぎ取り体験は安藤果樹園TEL0185・83・2245、山田果樹園TEL090・2884・9311

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