
江戸時代の女性の暮らしを彩った品々を展示する企画展「江戸時代のお姫様」が秋田市千秋公園の佐竹史料館で開かれている。同館などが所蔵する着物や道具箱など、気品あふれる調度品42点が来場者を楽しませている。11月24日まで。
書類や色紙を収納する道具箱「鹿苑寺蒔絵料紙箱(ろくおんじまきえりょうしばこ)」や、重箱や皿などの器を運ぶ持ち手付きの弁当箱「秋草蒔絵花見弁当(あきくさまきえはなみべんとう)」などを展示。いずれも婚礼品で、佐竹氏の女性が使ったとされる。黒漆で絵付けし、金粉を散らして磨く「金蒔絵」という漆塗り技法を用い、鹿苑寺(金閣寺)の風景や紅葉などの模様を豪華に施した。
「もりおか歴史文化館」(盛岡市)が所蔵する「萌黄縮緬地猩々模様打掛(もえぎちりめんじしょうじょうもよううちかけ)」は南部氏の品で、地模様に扇と菊、上から紅葉などの模様を染め、さらにその上から金糸で刺しゅうを施した花嫁衣装。華やかでかわいらしい模様が来場者の目を引いた。
佐竹史料館の田代千佳子副参事(51)は「直径約7ミリの細い筆にまで漆塗りの技術が施されている。かつてのお姫様が日常で使ってきた豪華な品々を見てほしい」と話した。
午前9時~午後4時半。入場料は一般100円、高校生以下無料。
書類や色紙を収納する道具箱「鹿苑寺蒔絵料紙箱(ろくおんじまきえりょうしばこ)」や、重箱や皿などの器を運ぶ持ち手付きの弁当箱「秋草蒔絵花見弁当(あきくさまきえはなみべんとう)」などを展示。いずれも婚礼品で、佐竹氏の女性が使ったとされる。黒漆で絵付けし、金粉を散らして磨く「金蒔絵」という漆塗り技法を用い、鹿苑寺(金閣寺)の風景や紅葉などの模様を豪華に施した。
「もりおか歴史文化館」(盛岡市)が所蔵する「萌黄縮緬地猩々模様打掛(もえぎちりめんじしょうじょうもよううちかけ)」は南部氏の品で、地模様に扇と菊、上から紅葉などの模様を染め、さらにその上から金糸で刺しゅうを施した花嫁衣装。華やかでかわいらしい模様が来場者の目を引いた。
佐竹史料館の田代千佳子副参事(51)は「直径約7ミリの細い筆にまで漆塗りの技術が施されている。かつてのお姫様が日常で使ってきた豪華な品々を見てほしい」と話した。
午前9時~午後4時半。入場料は一般100円、高校生以下無料。