曲げわっぱの子ども用弁当箱で匠の技賞 大館工芸社

大館工芸社が製作した「親子弁当」。手前の最も小さい弁当箱がベスト匠の技賞に選ばれた
 生活雑貨やインテリア製品を対象とした「第5回LIFE×DESIGNアワード」が4日発表され、大館工芸社(秋田県大館市、三ツ倉和雄社長)が製作した曲げわっぱの子ども用弁当箱が「ベスト匠(たくみ)の技賞」に選ばれた。秋田杉の板材を曲げ、小さな弁当箱を作る技術の高さが評価された。

 アワードは毎年春と秋に同時開催される二つの国際見本市「東京インターナショナル・ギフト・ショー」と「LIFE×DESIGN」の出展品から選ばれる。今秋は6日までの4日間、東京ビッグサイトで開かれ、出品者が応募した約60点と、審査員が推薦した製品が審査対象となった。最高賞のグランプリを含めて六つの賞があり、ベスト匠の技賞には3点が選ばれた。

 大館工芸社の子ども用の弁当箱は大中小3種類の新商品「親子弁当」の中で最も小さいサイズ。楕円(だえん)型で長径は13センチ。価格は税抜き1万2千円。小さい曲げわっぱは通常サイズと比べて板材を曲げる際に高い技術を要するという。

 同社は今年に入り、伝統工芸品の魅力に子どもの頃から触れてもらおうと、樹齢100年以上の秋田杉を使い、小さな弁当箱の開発を始めた。親子で使ったり、子どもの成長に合わせて弁当箱を変えたりできるよう、三つのサイズを試作。東京インターナショナル・ギフト・ショーに出品したところ、審査員の推薦を受けて受賞が決まった。

 三ツ倉社長は「技術が認められてうれしい。子どもの頃から本物の曲げわっぱに親しんでほしい」と語った。

 親子弁当は来月1日に発売する。問い合わせは同社TEL0186・48・7700

大館市

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