大吟醸「門外不出」を「和心伝匠」に 盛岡・菊の司酒造

商品名を「和心伝匠」に変更する菊の司酒造の大吟醸酒「てづくり七福神 門外不出」
 盛岡市紺屋町の菊の司酒造(平井滋社長)は10月1日、大吟醸酒「てづくり七福神」の「門外不出」の商品名を「和心伝匠(わしんでんしょう)」に変更する。菊の司は約30年前から門外不出を生産していたが、15年前に栃木県の酒造会社が商標登録。菊の司は流通量の少なさから販売を了承されていたが、今年の自醸清酒鑑評会で両社の門外不出が優等酒を受けたため消費者が混乱。栃木県の会社が販売中止を求めた。「和」を大事に酒造りをする菊の司は受け入れ、新たな商品名で再出発する。

 菊の司の門外不出は、酒造好適米を精米歩合40%まで磨き上げて造る大吟醸原酒。1990年ごろから製造、販売し価格は税抜き1万円(1・8リットル)。近年は贈呈用として年間約千本を全国に販売していた。

 菊の司は91年に門外不出の商標登録を出願したが拒絶され、登録を断念。2003年に栃木県小山市の西堀酒造(西堀和男社長)が自醸酒ブランドとして門外不出の商標登録を出願し一度は拒絶されたが、意見書を提出して04年に商標登録された。

 「和心伝匠」の商品名は平井社長(64)が考案。菊の司が門外不出を生産し始めた時期に掲げていた「和をもって酒造りの心とする」というモットーを基にした。

 平井社長は「みんなで和やかに酒造りをしないと、とげのある酒になってしまう。さまざまな問題を乗り越えながら、変わらない心でいい酒を造りたい」と再スタートに意気込む。

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