にかほ市の釜ケ台番楽「翁」復活 「四人空臼」では新演出

佐藤さんが習得して復活させた「翁」
 秋田県にかほ市釜ケ台地区に伝わる釜ケ台番楽の公演が14日、同地区の多目的集会施設で開かれた。今年は、同番楽保存会(阿部久会長)の若手会員の発案で、途絶えていた舞の復活、新たな演出が盛り込まれ、会場は約100人の来場者で熱気に包まれた。オリジナルグッズの販売も初めて行った。

 18演目を計25人の会員が披露。複雑で軽快な動きには拍手が送られ、コミカルなしぐさには笑いが起きた。子どもたちの中にはつられて踊りだす子もいた。

 18演目のうち、「翁(おきな)」は10年近く舞われていなかったが、若手会員の佐藤琢也さん(32)が習得して披露した。独特のゆったりとした動きで扇子を振り、遅い節回しの歌に合わせて舞った。最後は転調し、軽快な動きで観客の目を引きつけた。

 最後の演目「四人空臼(よにんからうす)」はこれまでステージ上で行われてきたが、臼を中心として4人が舞う様子をいろいろな角度から見てもらおうと、観客席の中央に場所を移して披露した。ばちをたたく4人がテンポを上げると、歓声が上がった。

 また、会場では初めてオリジナルグッズの販売も行われた。舞に使う獅子と「釜」の字を組み合わせたロゴをプリントしたトートバッグ(1500円)と、舞台の後ろにつるす幕を複写したタオル(2千円)を販売。タオルを首に掛けて番楽に見入る観客もいた。

 20日には、15演目前後を披露する「二十日盆公演」が同集会施設で開かれる。グッズの販売も行われる。

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