海中貯蔵の酒が人気 大船渡・小石浜地区、新たな観光資源に

佐々木淳さん(右)が海中で貯蔵した酒を味わう木村格章さん(左から2人目)ら
 大船渡市三陸町綾里小石浜地区の漁業者が取り組む「海中貯蔵酒」が好評だ。特産恋し浜ホタテの養殖棚に日本酒などの酒瓶をつるし海中で貯蔵。味わった人からは「口当たりがよく、おいしい」と称賛の声が上がり、新たな観光資源として注目される。

 恋し浜ホタテを養殖する県認定指導漁業士の佐々木淳さん(48)が2017年から海中貯蔵に取り組む。県内の酒造メーカーとタッグを組み、取り組みに賛同する消費者が「オーナー」として酒を購入。海中管理を佐々木さんに有償で委託する。これまでに十数本を海中貯蔵した。

 ホタテの耳づりロープに酒瓶をつるし、水深20~25メートルで貯蔵。潮流で生まれた揺れが作用し酒の味が変化する。

 14日にはオーナーで北上市中野町の会社経営木村格章(ただあき)さん(71)ら6人が小石浜地区にある恋し浜ホタテデッキを訪問。過去最長の1年間、海中貯蔵した日本酒を味わった。木村さんは「白ワインのようにすっきりとして出色の味だ。三陸復興の起爆剤になる」と太鼓判を押す。

 県内では陸前高田市の広田湾でも海中熟成酒の取り組みが始まり、体験型観光の一部に取り入れられている。佐々木さんは「味が評価され、取り組んだかいがある。岩手、大船渡の新たな観光資源になるのではないか」と期待を込める。

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