太宰、達三に親しんで 横手市平鹿図書館、31日まで企画展

太宰治と石川達三の作品などが並ぶ企画展「太宰と達三」
 作家太宰治(1909~48年)の生誕110年を記念した企画展「太宰と達三」が秋田県横手市平鹿町の平鹿図書館で開かれている。太宰と、横手市出身の作家石川達三(05~85年)の代表作など約50冊が並び、小説ファンを楽しませている。31日まで。

 太宰が生まれた青森県五所川原市の市立図書館の呼び掛けに応じ、47都道府県の58図書館が太宰の資料展を開催。本県では平鹿図書館のみが参加し、同時代の石川の作品と組み合わせた独自の企画展を開いた。

 石川はブラジル移民を描いた「蒼氓(そうぼう)」で35年に第1回芥川賞を受賞。社会派作家として知られ、「人間の壁」「金環蝕」「青春の蹉跌(さてつ)」などの代表作がある。

 一方の太宰は「走れメロス」「津軽」「人間失格」などで知られる人気作家だが、芥川賞を切望しながら、かなわなかった。

 2人の作品のほか、回想記など関連本を展示。平鹿図書館の担当者は「同じ時代を生きた2人の作品を、この機会に手に取ってほしい」と話している。

 期間中に企画展の資料を借りた人には太宰の特製缶バッジが贈られる。午前10時~午後6時。火曜休館。問い合わせは同図書館TEL0182・24・3281

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