国指定重要文化財でクラフトサケ飲めます 紫波町「平井家住宅」28日から常時開放 コーヒー、ケーキも

平井家住宅の常時開放に向けて意気込む16代目の平井佑樹さんと彩織さん、翔琉さん
 歴史ある邸宅の趣を感じながら、ひと息ついてみませんか。紫波町日詰の国指定重要文化財「平井家住宅」が28日から常時開放される。敷地内にある平六(ひらろく)醸造で仕込んだ「クラフトサケ」のほか、コーヒー、ケーキも提供。平井家16代目で平六醸造代表の平井佑樹さん(33)は「ここでしか出合えないものを楽しんでほしい」と、より地域に親しまれることを願う。
 主屋を開放し、約30席を設ける。季節ごとに3、4種類のクラフトサケ(600円から)を提供する。コーヒー(600円)は水道橋コーヒーロースタリー(同町、岡本裕一店主)が焙煎(ばいせん)。「発酵」をテーマに酸味の少ない深いりで、甘い香りが特長だ。
 室内には自由に読める雑誌や絵本、漫画が並び、Wi―Fi(ワイファイ)も利用可能。平六醸造の製品も数種類販売する。
 平井家住宅は、1921(大正10)年に12代当主・平井六右衛門が建てた近代和風建築の住宅。当時の首相原敬が新築祝いに訪れ、2016年に国指定重要文化財に指定された。
 午前11時から午後5時で木、日曜と第1、3、5土曜定休。19、20の両日、プレオープンする。問い合わせは「日詰平井邸」のインスタグラムへ。

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