第60回の節目を迎えた青森市民文化祭（同実行委主催）の記念式典と開会式が14日、同市のリンクステーションホール青森で行われ、関係者約80人が文化芸術の振興とさらなる発展を誓った。市民による発表は15日から11月24日まで、演技、展示、文芸、茶道の各部門に分かれ、リンクステーションホール青森、リンクモア平安閣市民ホール、協同組合タッケン美術展示館の3会場で開催される。

　記念式典では、同実行委の鈴木義勝会長が「文化祭を通して市民に感動と安らぎ、うるおいを与え、心豊かな生活のお手伝いができるよう努めたい」とあいさつ。文化の発展に貢献した計12人に表彰状を贈った。

　続いて同市観世流同好会のメンバー5人が舞囃子（まいばやし）「羽衣」を披露したほか、開会式では鈴木会長ら関係者がテープカットで節目の文化祭の開幕を祝った。

　発表は、15日午後2時からリンクステーションホール青森で行われる市民オーケストラ（有料）を皮切りに順次開催。10月27日にはリンクモア平安閣市民ホールで展示部門の表彰式を行う。入場は一部を除いて原則無料。

　記念式典の表彰者は次の通り。

　▽謡曲・狂言　寺田雅代
　▽日本舞踊　西川孝暎
　▽合唱　五十嵐隆泰、奈良祥孝
　▽吟剣詩舞　田村錦幸
　▽洋画　髙田典生
　▽書道　鍵窪倫秀
　▽こぎん刺し　佐々木とみゑ
　▽華道　上森紀子、辻綾子
　▽茶道　津田宗禮
　▽短歌　三嶋じゅん子