身近な自然風景を叙情的に描き、花巻市を拠点に活躍した画家池田次男さん(1938~2000年)の作品を集めたコーナーが、同市湯本の花巻温泉ホテル紅葉館に新設された。愛好家への恩返しと次代を担う美術家への還元を目的に、約2千点の遺作を管理する家族が企画。失われゆく農村の原風景や情感の価値を現代に問いかける貴重な空間となっている。
作品はホテル花巻に連絡する通路に壁がけで展示。76年から亡くなる直前まで描いた厳選の25点が並ぶ。値段は2万円ほどから数十万円で、フロントに希望を伝えて購入可能。作品は随時、補充していく。
北上市出身の池田さんは50年代半ばに本格的な創作活動を始め、初期は抽象画を中心に手がけたが、70年代から写実的な画風にシフトした。わらぶき屋根の民家や農家の納屋に光が差すシーンなど、日常の風景や足元の自然を丁寧に描いた作品が特徴だ。
展示販売コーナーは入場自由。
作品はホテル花巻に連絡する通路に壁がけで展示。76年から亡くなる直前まで描いた厳選の25点が並ぶ。値段は2万円ほどから数十万円で、フロントに希望を伝えて購入可能。作品は随時、補充していく。
北上市出身の池田さんは50年代半ばに本格的な創作活動を始め、初期は抽象画を中心に手がけたが、70年代から写実的な画風にシフトした。わらぶき屋根の民家や農家の納屋に光が差すシーンなど、日常の風景や足元の自然を丁寧に描いた作品が特徴だ。
展示販売コーナーは入場自由。
21日から作品展も
池田さん家族は21、22の両日、花巻温泉近くの池田美容室(花巻市湯本1の175の4)で作品展も開く。午前9時~午後4時、入場無料。問い合わせは同美容室(0198-27-2828)へ。