角館「西宮家」の蔵、宿泊施設に 改修し、今秋オープン

いろりなどを配置し、リビング空間とした1階のイメージ(JR秋田支社提供)
 JR秋田支社は19日、秋田県仙北市角館町の観光施設「西宮家」の二つの蔵を改修し、宿泊施設として今秋オープンさせると発表した。JRと同市、田沢湖・角館観光協会の3者による連携事業の一環。インバウンド(訪日外国人客)を中心に滞在型観光の需要の取り込みを図る。

 西宮家は商家や蔵が並ぶ外町(とまち)の一角にあり、五つの蔵と一つの母屋からなる市所有の施設。史料館やレストランなどが入り、市の第三セクター「西宮家」が運営している。

 改修するのは「前蔵」(1919年築、延べ床面積約95平方メートル)と「ガッコ蔵」(建築年不明、同70平方メートル)で、いずれも木造2階建て。現在はツアー客の食事場所と、漬物の販売所として活用されている。

 同支社によると、どちらも改修後は1階にテーブルやいろりがあるリビング空間とし、2階は寝室と座敷からなる宿泊スペースとする予定。角館の歴史語りを聞くなどの体験ができるようにする。

 JR東日本が市から施設を賃借して改修し、グループ会社が運営を担う。海外の富裕層やシニア層を主なターゲットとし、5~10人の家族や団体などに1棟ごと貸し出す。1人1泊数万円の高級路線で、数日の宿泊を想定している。

 同支社の菊地正支社長は「紅葉シーズン前には開業し、滞在型の観光客を増やしたい」と話した。

 同市観光課は「長く滞在しながら、食事や温泉、農業体験などをじっくり楽しむ機会の創出につながる施設になってほしい」と期待した。

 3者は5月、「観光まちづくり」に関する連携協定を締結。宿泊施設の整備を連携の目玉とし、西宮家の改修を第1候補に検討していた。

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