湯沢城跡に来たら「御城印」どうぞ 地元男性が制作、人気に

制作した湯沢城跡の御城印を持つ藤森さん
 秋田県湯沢市小野で飲食店を営む藤森広大さん(38)=同市秋ノ宮=が、湯沢城跡(市中央公園)の「御城印」を制作した。御城印は寺社でもらえる御朱印のお城版で、御朱印ブームと相まって全国的に人気が高まっているという。同城跡近くの「にごう商店」で1枚300円で販売したところ、県外から買い求めに来る人もいて、観光振興に一役買っている。

 藤森さんは、2016年に山形県の寺で初めて御朱印をもらい、デザインに魅力を感じて集めるようになった。東日本を中心に約400カ所の寺社を回ったという。御城印にも興味を持つようになり、今年4月に福島県会津若松市の鶴ケ城で初めて入手した。

 「せっかくのブーム。湯沢で作らない手はない」と思い立ち、湯沢城跡を管理する市に相談。個人で作成しても特に問題がないことを確認した。実行委員長を務めた今年2月の同市秋ノ宮の冬祭り「かだる雪まつり」でも、かまくらに設けた「かだる神社」の御朱印を作った経験があり、すぐに制作を始めた。

 御城印は縦15センチ、横10・5センチ。湯沢城主だった小野寺氏と佐竹氏の家紋の印は、工作用の消しゴムを削って作った。「湯沢城址」の文字は自筆。1枚300円のうち100円を同公園の愛護団体に寄付することにし、残りを制作費に充てている。

 4月下旬から同商店に置いてもらい会員制交流サイト(SNS)でPRしたところ、郵送での依頼を含め30枚近く売れた。茨城や岐阜、宮城から訪れた人もいたという。

 藤森さんは「御朱印や御城印は旅の記念として残るのが魅力。湯沢を訪れる人が増えるきっかけになればいい」と話している。

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