古民家を改修しカフェ、横手 和モダンな空間くつろいで

築92年の古民家を改修したカフェ「久助」の外観
 築92年の古民家をリノベーションしたカフェ「久助(きゅうすけ)」が、秋田県横手市外目にオープンした。切り盛りするのは、東京都内でIT関連の仕事をし、約40年ぶりに県内に戻ってきた山形巌(いわお)さん(58)=湯沢市出身。「ジャズが流れる落ち着いた雰囲気を大切にしている。自由にくつろいでほしい」と話している。

 山形さんは湯沢高から明治大に進学し、卒業後は都内のIT企業に勤務。42歳で独立し、金融会社の業務システムを設計するIT会社を知人と共同で立ち上げた。

 コーヒーと音楽が好きで、40代後半からカフェ経営の夢を描き始めた。5年ほど前に会社経営から退き、フリーランスでシステム設計を請け負いながら、夢の実現に向けて都内で物件を探し始めた。しかし、予算に見合う物件は見つからず、生まれ育った県南での開業を決め、昨年4月に帰郷した。

 もともと古民家でカフェを開きたいと考えており、イメージに合う建物を見つけて店舗兼自宅にリノベーションした。今年4月下旬にオープンした。

 カフェは床が板張りで、「和モダン」な雰囲気。曲木家具製造の秋田木工(湯沢市)でそろえた椅子やテーブル、ケヤキの一枚板で作られたカウンターが自慢だ。6畳のギャラリースペースもあり、写真や絵画などを展示したい人がいれば相談に乗るという。

 山形さんは「便利で働く場所も豊富な都会には都会なりの良さがある。しかし、こうした古民家が残っていて、新しい価値を見いだせる可能性があることは秋田の財産。喧噪(けんそう)から離れた隠れ家のような空間を楽しんでほしい」と話す。

 都内の専門店から豆を仕入れたこだわりのコーヒーや、洋風と和風の2種類のランチなどを提供している。

 午前11時~午後5時。定休は日曜と、第1、3月曜。住所は横手市外目字下桜沢47。問い合わせはTEL0182・23・7447

横手市

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