関東大震災100年で特別展 盛岡てがみ館、当時の雑誌など展示

関東大震災発生から100年に合わせて開いている特別展「1923」
 盛岡市中ノ橋通の盛岡てがみ館(及川政己館長)は12月5日まで、発生から100年となる関東大震災の特別展「1923」を開いている。惨状を報じる雑誌や悲痛な思いをつづった手紙など24点を展示し、災禍の記憶を伝える。

 震災は1923(大正12)年9月1日午前11時58分に発生。翌月に発行された雑誌「主婦之友」10月号は「東京大震大火画報」と題した特集号で、地震の揺れを「暴風雨(あらし)にあった船のよう」と表現する。現地の様子を懸命に伝えようとする記者の思いも伝わる。

 地震発生は昼食時間と重なり、家屋倒壊だけでなく火災も発生した。「火事の勢いが通例の比ではなかった」。被災者が身近な人の死や惨状をつづった手紙も閲覧できる。

 午前9時~午後6時で入場料は一般200円、高校生100円。問い合わせは同館(019・604・3302)へ。

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