世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する一戸町岩舘の御所野遺跡で、竪穴住居の屋根のふき替え作業が進んでいる。調査研究で判明した当時の技術を工法に反映し、より縄文時代に近い形での復元を目指す。作業は公開しており、来場者が世界遺産を深く学ぶ貴重な機会にもなりそうだ。
町や御所野縄文博物館によると、同遺跡を構成する12棟の竪穴住居のうち、今年は東側の大型1棟と中央部の中型1棟のふき替えをする。土屋根を取り除いて樹皮と骨組みを交換し、再び土をかぶせる。骨組みには地元産のクリ材を使っており、当時の作り方を再現するため、一部は石おので伐採している。
今月上旬から、傷みが激しい箇所がある大型住居を優先して作業し、完了後に中型に着手する。大規模な復元は大型が2009年以来で、中型は13年以来。
町や御所野縄文博物館によると、同遺跡を構成する12棟の竪穴住居のうち、今年は東側の大型1棟と中央部の中型1棟のふき替えをする。土屋根を取り除いて樹皮と骨組みを交換し、再び土をかぶせる。骨組みには地元産のクリ材を使っており、当時の作り方を再現するため、一部は石おので伐採している。
今月上旬から、傷みが激しい箇所がある大型住居を優先して作業し、完了後に中型に着手する。大規模な復元は大型が2009年以来で、中型は13年以来。