滝行、座禅、断食で精神鍛錬! 東成瀬村恒例の「仙人修行」

滝行で叫びながら水に打たれる参加者
 秋田県東成瀬村の夏の恒例行事「仙人修行」が28日から3日間、村内で行われた。県内や東京都、兵庫県などから20~60代の男女20人が参加。滝行や座禅、断食などに挑み、精神を鍛えた。


 参加者は28日午後1時半ごろの修行開始から29日朝まで断食。村内2カ所の寺で座禅を組んだ後、滝ノ沢地区にある不動滝で滝行に挑戦した。

 「修行中」と書かれた鉢巻きに白装束姿で滝つぼに入り、「南無釈迦牟尼仏(なむしゃかむにぶつ)」と叫びながら約20メートルの高さから流れ落ちる水に打たれた。見守っていた他の参加者や地域住民から「頑張れ」と声援が送られた。

 20回目の参加となる兵庫県の公務員梅谷和彦さん(49)は「何度も来ているので同窓会に来ているような気持ち。滝行も貴重な体験だが、村民や参加者との交流が楽しい」と話した。


 村は役場の住所が「田子内字仙人下」で地域に仙人の伝承があることから「仙人の郷(さと)」を掲げ、修行行事は1984年から行っている。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年から実施を見送ったり規模を縮小したりしてきたが、今回は4年ぶりに通常開催とした。

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