砂でモナリザ表現 迫力満点砂像30基、三種町サンドクラフト

 秋田県三種町の夏の恒例イベント「サンドクラフト2023inみたね」が29日、釜谷浜海水浴場で開かれた。「Sand Museum 砂で創る世界の芸術」をテーマに大小約30基の砂像が並んだほか、多彩なイベントで来場者を楽しませた。

 砂像は県内外の砂像彫刻家や地元企業などが18日から制作。仏像や埴輪(はにわ)、モアイ像、ギリシャ彫刻などの精巧な砂像が展示された。

 高さ約3メートルのメイン砂像は、能代市出身の砂像彫刻家・保坂俊彦さん(49)=宮城県東松島市地域おこし協力隊=が、レオナルド・ダビンチの名作「モナリザ」を題材に制作。砂像の前には額縁に見立てた竹の飾りを置いた。来場者は砂像を眺めたり、写真を撮ったりして楽しんだ。

 高校生のチーム(4人一組)対抗コンテスト「砂像甲子園」には県内外の4校が出場。角館高校美術部はピラミッドとスフィンクスを組み合わせた作品を作った。部長の小原里子さん(2年)は「砂で立体作品を作るのは初めて。難しかったが、いい経験になった」と話した。

 会場では、スケートボードの体験やメロンが賞品のフリースロー大会などが開かれた。夜には約5千発の花火が海上を彩った。

 イベントは町や町民でつくる実行委員会が主催し、今年で27回目。2日間の日程で例年開催してきたが、今月の記録的大雨を受けて会期を29日のみに変更した。会場では被災者支援の義援金を募った。

 砂像は8月末まで展示され、日没から午後9時ごろまでライトアップする。

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