2年半ぶり全面通行可能 白神アクセス道・西目屋二ツ井線

 白神山地へのアクセス道路で、のり面工事と冬季閉鎖のため2016年11月から通行止めとなっていた秋田県道西目屋二ツ井線が30日正午、約2年半ぶりに全面通行可能となる。落石に伴い工事中だった青森県側も同時刻に通行止めを解除する予定。夏の行楽シーズンや秋の紅葉に合わせ、観光客の回復が期待できそうだ。

 通行可能になるのは、岳岱(だけだい)自然観察教育林につながる町道黒石線との分岐点から北の本県側6・5キロ、青森県側14・8キロの計21・3キロ。本県側は、13年8月の豪雨災害の復旧後さらに危険箇所が見つかり、県山本地域振興局が対策工事を3カ年計画で進めていた。総事業費は約4億円。

 工事は分岐点の北約3キロの地点で、のり面をモルタルと高強度ネットで覆い、ロックボルトを打ち付けた。開通は当初今年6月ごろを予定していたが、工事が順調に進み、青森県側と調整した上で今月30日とした。

 全面通行に伴い、県境の釣瓶落(つるべおとし)峠を越えて暗門の滝で有名な青森県西目屋村に行くことができるようになる。藤里町のホテル・ゆとりあ藤里によると、通行止め期間中は青森県側への通行が可能かとの問い合わせが多かったという。「青森県側に行けるとようやくPRできるようになり、ほっとしている」と観光客の回復に期待を寄せた。

 一部区間では工事を継続するため、片側交互通行となる。同振興局建設部は「全面通行を待ちわびる声は十分承知していた。一帯は風雨で浸食されやすい地質で落石や崩落箇所も残っているので、安全に注意して通行してほしい」としている。

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岳岱自然観察教育林(秋田県藤里町)