ビーチに広がれバリアフリー 根浜海岸に「お茶っこスペース」

「バリアフリーお茶っこスペース」の設置に向けて関係者と子ども用プールを用意する佐々木江利さん(中央)
 誰もが安心して楽しめる海水浴場にしたい―。釜石市鵜住居(うのすまい)町の根浜海岸に16日、初めて「バリアフリーお茶っこスペース」が設置される。生まれつき左右の心室が入れ替わっている難病「修正大血管転位症」の女児を育てる佐々木江利さん(43)=同市甲子町=を中心に、今春立ち上げた市民団体の活動第1弾となる。障害の有無にかかわらず気軽に楽しめるビーチづくりは全国的に広がっており、県内での普及を目指す。

 お茶っこスペースは小学生までの障害のある子どもとその家族を対象にテントを設け、無料で飲料を振る舞う。海の生き物のタッチプールや噴水プールなども用意し子育て支援員も配置。障害のある子どもや家族に、気軽に自然との触れ合いを楽しんでもらう。

 お茶っこスペースは午前10時~午後2時半。5家族限定で専用駐車場を設ける。参加無料。今後の活動へボランティアも募集しており、問い合わせは佐々木さん(sasakieri0802@gmail.com)へ。

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