
1回目の釜石艦砲射撃から78年となる14日、釜石市鈴子町の市郷土資料館で企画展「戦時下の便り-釜石想(おも)う軍事郵便」が始まった。兵士となった市民が出征先から寄せたはがきには、故郷や家族を案ずる胸の内が切々とつづられている。生存証明として送った「命の便り」でもあり、来場者はその筆致から平和の尊さを再確認している。
「洪水の夢を見ましたが別状はありませんか」「父母の言うことを守り身体を大切に働いてください」-。寄贈などで市が所蔵するはがき約60枚のうち、半数ほどを展示。山口や岡山など国内だけでなく、タイや東南アジアから送られたと思われるものもある。
企画展は9月3日まで。火曜休館だが8月1、8、15日は臨時開館する。午前9時半~午後4時半。入館料は大人200円で、高校生以下と障害者手帳を持つ人は無料。問い合わせは同館(0193・22・2046)へ。
「洪水の夢を見ましたが別状はありませんか」「父母の言うことを守り身体を大切に働いてください」-。寄贈などで市が所蔵するはがき約60枚のうち、半数ほどを展示。山口や岡山など国内だけでなく、タイや東南アジアから送られたと思われるものもある。
企画展は9月3日まで。火曜休館だが8月1、8、15日は臨時開館する。午前9時半~午後4時半。入館料は大人200円で、高校生以下と障害者手帳を持つ人は無料。問い合わせは同館(0193・22・2046)へ。