大館能代空港使うほど宿泊費お得に 県外観光客の旅費割引

大館能代空港(資料写真)
 秋田県は、大館能代空港(北秋田市)の利用者増に向け、県外からの観光客らを対象とした旅費割引事業を始める。2025年3月まで大館能代空港の羽田線が3往復運航となることを追い風に新規利用者やリピーターの獲得につなげる狙い。旅行需要が高まり、全国の観光地との競争激化が見込まれる中、本県への誘客促進の起爆剤としたい考えだ。

 大館能代空港を利用して県内の対象施設に宿泊すれば、同空港経由で再度、県内観光地を訪れた際の宿泊費を5千円割り引く内容。空港利用が3度目となる場合は1万円、4度目以降は1万5千円が宿泊費から割り引かれる。利用者にはクーポンを配布する予定で対象の宿泊施設は県が今後募る。

 大館能代空港はビジネス客の利用も多い点が特徴だ。そのため、県はビジネス客が出張翌日や週末を活用して県内での滞在時間を延ばせるようなツアーを造成する県内事業者も支援する。ツアー客の旅費について、1人当たり3万円を上限に補助する予定。きりたんぽや伝統工芸品づくり、農作業体験など地域住民と触れ合える内容のツアー造成を想定しているという。

 いずれの事業も実施期間は8月から来年2月の予定で、事業費は1億4500万円。財源には国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用する。

 大館能代空港の羽田線は22年から1日3往復運航となっている。従来は2往復だったが、国土交通省の「羽田発着枠政策コンテスト」に選ばれたことから、1往復追加された。3往復化の影響もあり、22年度の利用者数は14万6585人となり、21年度の3倍以上に増えた。

 県内の関係者らが利用促進に取り組んでいることが評価され、国交省は今年4月、当初は10月28日までとしていた3往復運航の期限を延長すると発表。県などは発着枠政策コンテストの際、大館能代空港の利用者を24年度に約23万人にするとの目標を掲げていることから、一層の需要掘り起こしが必要と考えているという。

 県交通政策課は「新型コロナウイルスも落ち着き、人の往来が全国的に活発になっている。新たな事業を通して大館能代空港の利用者を増やしていきたい」としている。

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