JR花輪線9カ月ぶり全線復旧 県内、大雨被害の運休は解消

9カ月ぶりに利用者でにぎわう鹿角花輪駅のホーム=14日午前9時ごろ
 昨年8月の記録的大雨で区間運休していたJR花輪線・鹿角花輪―大館間は14日、始発から運転を再開した。同区間の復旧により花輪線は9カ月ぶりに全線開通し、大雨に伴う秋田県内路線の運休は全て解消された。

 鹿角市の鹿角花輪駅で、全線復旧を祝う記念イベントが行われた。盛岡発大館行き下り普通列車が午前8時59分に到着すると、市やかづの商工会の関係者、地域住民らが横断幕を掲げ、花輪ばやしを演奏して2両編成の列車を出迎えた。6分間の停車中、乗客はホームに降りて出迎えの様子を撮影するなどした。


 相模原市の70代女性は世界文化遺産の大湯環状列石(鹿角市)を13日に見学し、14日は伊勢堂岱遺跡(北秋田市)へ向かうために乗車。「ローカル鉄道が好きで乗るのを楽しみにしていた。復旧初日に利用できてラッキー」と声を弾ませた。

 大館市の大館駅では、午前6時21分発盛岡行き上り普通列車に10人ほどが乗り込んだ。大館市御成町の30代会社員男性は鹿角市の温泉に行くために乗った。「久しぶりに沿線の田園風景を楽しみたい。復旧した線路を走る列車に乗るのは感慨深い」と話した。

 同7時には、鹿角花輪発下り普通列車が到着。大館鳳鳴高校1年の吉川颯さん(16)=鹿角市十和田大湯=は、同市の十和田南駅から乗車した。入学後はバスで通学しているが、「列車の方が早く着く。車窓から見る米代川もきれい」。

 かづの商工会の柳澤隆次会長は「全線開通を心待ちにしていただけにうれしい。観光や通勤通学で乗車してもらい、地域が活気づくことを期待している」と述べた。

 JR盛岡支社によると、昨年8月の大雨により鹿角花輪―大館間は計54カ所で線路の盛り土や砂利が流される被害が発生。同8月13日から区間運休し、復旧工事を進めてきた。同支社は「利用者には長期間不便をかけ、大変申し訳ない。今後も安全安定輸送に努め、多くのお客さまに利用してもらえるよう関係者と連携したい」としている。

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