
花巻市大迫町中心部の伊勢勘商店内にあるパン窯(がま)ドン・ボスコが開業20周年を迎えた。江戸時代に創業した同商店を「なくしてはならない」と8代目の深沢修子さん(66)と夫の光さん(64)が新たな事業として始めた。あめ、布団、呉服、文具など扱う商品は変わってきたが、地域に愛される店としてのれんを守っている。
パンの香りが漂う店内。看板商品の「げんこつ」(100円)を購入した地元の子どもを笑顔で見送った光さんは「中に何も入っていないシンプルなパン。小麦のおいしさが分かっているみたい」と喜んだ。
同商店は、現在の三重県から来た伊勢勘兵衛(1716~80年)が1750年ごろに創業。あめ屋として繁盛したとされ、1955~75年をピークに布団や呉服などを売るよろず屋として栄えたという。
パンの香りが漂う店内。看板商品の「げんこつ」(100円)を購入した地元の子どもを笑顔で見送った光さんは「中に何も入っていないシンプルなパン。小麦のおいしさが分かっているみたい」と喜んだ。
同商店は、現在の三重県から来た伊勢勘兵衛(1716~80年)が1750年ごろに創業。あめ屋として繁盛したとされ、1955~75年をピークに布団や呉服などを売るよろず屋として栄えたという。