晴天の下、絶景望む 北秋田市・森吉山で山開き

 秋田県北秋田市の森吉山(1454メートル)の山開きが3日、行われた。地元山岳会会員や県内外の登山愛好者が参加し、大自然の中、それぞれのペースで登山を満喫。森吉神社でシーズン中の安全を祈願した。

 参加者は午前8時半ごろ、山麓のこめつが山荘を順次出発。登山道は大半が雪に覆われており、一行はジャンパーや長靴を身に着け、ストックを使いながら慎重に雪道を進んだ。休憩中に景色を楽しんだり、山登りの魅力について語り合ったりと、思い思いのスタイルで登山を楽しんだ。

 出発から2時間ほどで8合目付近の森吉神社に到着。神事で無事故を祈った。市山岳協会の金沢聡会長は「新型コロナの移動制限が緩和された中、山登りを通じて森吉山の良さを知ってほしい。安全な山登りを楽しもう」とあいさつした。



 神社から山頂までは約1時間で着いた。この日は青空が広がり、太平山や男鹿半島、鳥海山なども望むことができた。登山者は頂上での記念撮影や、景色を眺めながら飲み物を味わうなどして、登頂の喜びをかみしめた。

 山形市の梛橋美智子さん(57)は「前から森吉山に登りたいと思っていた。新型コロナウイルスの感染拡大でなかなか来られなかったので、やっと登れてうれしい。いろんな山を見渡せて最高だった」と話した。

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