男鹿でクラフトビールを造る! ZOT経営者、故郷でビアカフェ先行オープン

店舗1階に整備したクラフトビールの醸造設備
 秋田県男鹿市の船川港近くに、ビアカフェ「オグレスクエット」がオープンした。ベルギービールとピザをメインに提供。店舗1階にはビールの醸造設備を導入し、酒造免許を取得でき次第、オリジナルのクラフトビールを提供する。オーナーの平潟秀俊さん(49)=同市=は「理想のビールを追い求めながら、地元の人と観光客両方から親しまれる店にしたい」と意気込む。


 青色の外観が目を引く店舗は、県有地を借りて延べ床面積約130平方メートルの2階建てを新築。3月21日に開店した。1階が醸造所、2階が飲食店となっている。店の大きな窓からは日本海と漁船の出入りする港が一望できる。酒造免許を取得するまではベルギービールを提供し、食事メニューはペレットを燃料にする窯で焼く手作りのピザを売りにしている。

 平潟さんは船川地区で生まれ育った。県外の会社員時代にベルギービールのおいしさに魅了され、脱サラ。2014年にJR秋田駅前でベルギービール専門のバー「ZOT」をオープンした。サッカーJ2・ブラウブリッツ秋田のスポンサーも務め、サポーターが集う店としても知られる。

 男鹿での新店舗開業を思い立ったのは6年前。現在の道の駅おが「オガーレ」に入居する飲食店が公募されているのを知り、興味を引かれたという。当時は経営ビジョンが思い浮かばずに応募を見送ったが、「これを機に故郷での飲食店経営をイメージするようになった」。

 ZOTを営む傍ら、どのような店舗なら経営していけるかを模索。いつかブラウブリッツにちなんだビールを造りたいという夢もあり、クラフトビール醸造に思い至った。

 先月、酒造免許を申請。許可が出るまでの間、羽後町のビール醸造所「羽後麦酒」に醸造を委託し、男鹿の塩を原料に加えたオリジナルレシピを追求してきた。これまで3種類を試作し、喉越しが軽快だったり、まろやかな酸味と甘み、苦みが順番に感じられたりと「造りたかった味わいを実現できた」と手応えを得ている。


 平潟さんは「故郷の男鹿にクラフトビールを醸造して飲める店を出すのが夢だった。免許を取得したら、地元のフルーツを使うなど、多彩なビールを提供していきたい」と話す。

 店舗はカウンターとテーブルで計16席。50インチのテレビもあり、スポーツ観戦なども楽しめる。当面は事前予約制で営業する。営業時間は午前11時~午後11時、途中休憩の場合もある。火曜定休。予約、問い合わせはオグレスクエットTEL0185・47・7676

男鹿市

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