故郷で憧れのカフェ開店 定額制でサービスユニーク

地元に自分の店を持つという夢をかなえた手塚さん
 都内の大学を休学中の手塚宗佑さん(21)=秋田市飯島=が、秋田市保戸野通町の店舗2階に定額制のカフェ「adorkable(あどーかぶる)」をオープンさせた。フィルターを使わず抽出するこだわりのコーヒーなどを提供する。手塚さんは地元に自分の店を構えるという夢をかなえ、「気軽に立ち寄れる憩いの場にしたい」と話している。

 月額4千円で、アルコール類を除くドリンクが1日2杯まで飲め、3杯目以降は百円。千円で1日だけの利用も可。食事の持ち込みは原則自由で、有料で軽食も提供する。皿洗いや掃除などを手伝うと1日分(通常千円)を無料にしたり、挫折や失恋で落ち込んでいる人に無料で飲み物を提供したりするなど、ユニークなサービスも取り入れている。

 中学時代から勉強の合間にコーヒーを愛飲するようになり、秋田高校では文化祭でカフェの模擬店を開いた。東京学芸大に進学し、大手コーヒーチェーン店でアルバイトする中で、豆の産地や風味の違いなどの知識を深めた。

 恩師や親の勧めもあり教員を目指していたが、授業内容や学内の人間関係になじめず、昨年11月に大学を休学。「地元に自分の店を持つ」という夢を実現させようと、12月に秋田市に戻ってきた。

 開業に向けた資金集めには、クラウドファンディングを活用。29万円余りが集まり、空き店舗を改修して先月14日にオープンさせた。

 定額制カフェは首都圏などで増えており、手塚さん自身も大学時代に利用。「何度も足を運ぶうちに、自分の居場所を見つけたような気になった」という経験から、自分の店にも定額制を導入した。

 先月18日には高校時代の同級生らが店を訪れた。秋田大3年の間杉築さん(20)は「同い年で自分の店を持つなんて、すごい行動力だと思う。自分の将来や生き方を考える点でも刺激になった」と話した。

 手塚さんは「スタートラインに立ったばかり。これから乗り越えないといけない課題がたくさん出てくると思うが、多くの人にくつろいでもらえるように試行錯誤を続けたい」としている。店の住所は秋田市保戸野通町7の1。営業は午前11時~午後11時。不定休。

秋田市

秋田
ピンクの花満開、サルスベリ見頃 秋田市・千秋公園
秋田
焼き芋なのにひんやり!? 土崎の専門店で「冷やし…」人気
秋田
いぶりがっこ商品、種類増え人気 お盆期間の土産品販売
秋田
秋田港に9、10月「スプレンディダ」寄港 見学者、募集中
秋田
色とりどりの花ずらり 雄和の私設ダリア園見頃