秋田市が2025年3月のリニューアルオープンを目指して改築する佐竹史料館(千秋公園内)の設計概要や完成イメージが明らかになった。二つの常設展示室と企画展示室を備え、3室を合わせた展示スペースの広さは旧史料館の2倍以上。建物全体の延べ床面積は4倍以上になる。無料開放する展示ホールや、ショップ、講義室も設ける方針。
整備場所は千秋公園の二の丸跡南東の一角。11月から解体工事を進めている旧史料館の跡地とその周辺の計約7千平方メートルを使って整備する。
国宝や重要文化財資料を展示する際に必要な手続きを簡素化できる「公開承認施設」の基準を満たす設備体制とする。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建て、延べ床面積2557平方メートル。
屋外には障害者用の駐車場4台分と、マイクロバスやタクシーの待機所を確保。これまで通行量が少なかった東側(県立循環器・脳脊髄センター側)にも、お堀端から斜面を上って史料館にアクセスできる歩行空間を整える。
工期は23年7月から25年1月までの約1年半を見込む。概算事業費は設計費や旧史料館の解体工事費なども含めて総額29億円。
旧史料館は平屋で、建物の高さが6・35メートルだったのに対し、改築後は2階建てで高さ11メートルとなる。建築面積(建物を真上から見たときの面積)は1893平方メートルで、旧史料館(484平方メートル)の約4倍になる。
14日の市議会教育産業委員会で市当局が設計概要を説明。委員の安井正浩市議(秋水会)は「緑あふれる千秋公園内に鉄筋コンクリート造の大きな建物を建てると公園の雰囲気が壊れるのでは。木質化などの配慮もなされておらず、この整備方針には反対だ」と述べた。
市当局は「史料館に必要な機能を十分に検討し、必要な規模や設計を計画しており、現在の設計案に沿って整備を進めたい」としている。
整備場所は千秋公園の二の丸跡南東の一角。11月から解体工事を進めている旧史料館の跡地とその周辺の計約7千平方メートルを使って整備する。
国宝や重要文化財資料を展示する際に必要な手続きを簡素化できる「公開承認施設」の基準を満たす設備体制とする。鉄筋コンクリート造一部鉄骨造2階建て、延べ床面積2557平方メートル。
屋外には障害者用の駐車場4台分と、マイクロバスやタクシーの待機所を確保。これまで通行量が少なかった東側(県立循環器・脳脊髄センター側)にも、お堀端から斜面を上って史料館にアクセスできる歩行空間を整える。
工期は23年7月から25年1月までの約1年半を見込む。概算事業費は設計費や旧史料館の解体工事費なども含めて総額29億円。
旧史料館は平屋で、建物の高さが6・35メートルだったのに対し、改築後は2階建てで高さ11メートルとなる。建築面積(建物を真上から見たときの面積)は1893平方メートルで、旧史料館(484平方メートル)の約4倍になる。
14日の市議会教育産業委員会で市当局が設計概要を説明。委員の安井正浩市議(秋水会)は「緑あふれる千秋公園内に鉄筋コンクリート造の大きな建物を建てると公園の雰囲気が壊れるのでは。木質化などの配慮もなされておらず、この整備方針には反対だ」と述べた。
市当局は「史料館に必要な機能を十分に検討し、必要な規模や設計を計画しており、現在の設計案に沿って整備を進めたい」としている。