
趣味が高じて50代半ばで自宅にステンドグラスの工房を構え、75歳になっても精力的に制作を続けている人がいる。秋田市旭川南町の遠藤雅巳さん。現在、3度目となる個展を秋田市上新城の市農山村地域活性化センター「さとぴあ」で開いている。
遠藤さんは鹿角市出身で、長年金属メーカーに勤めてきた。40代後半で、福島県から秋田市に転勤。自宅近くのステンドグラス教室を訪れ、飾られていた作品のランプに目を奪われた。
「一見、ただ色が付いただけのガラスに見えるが、光を浴びると訴えるように輝く」
以降、ほぼ毎日作品のデザインをするほどのめり込んだ。3年ほど教室で学び、その後は独学で制作を続けた。
最初に紙に全体像を描き、板状のガラスからカッターでパーツを切り抜いて、はんだごてで接合する。工程でガラスが飛び散って危ないため、自宅を増築して10畳ほどの工房「遊雅(ゆうが)」を構えた。
イメージ通りに作るのは難しく、作業には緻密さが求められるが、完成させた作品が光を浴びた時が一番の喜びだ。
「苦労すればするほど、それに比例して美しく輝くかのようだ。その瞬間、次も作りたいという思いが湧いてくる」
個展ではクリスマスリース、ひな人形、ブドウの木などさまざまな物を題材とした約40点が並んでいる。中でも海中を泳ぐ大小さまざまな魚やエビを表現した「魚群」(高さ120センチ、幅90センチ)が目を引く。光が差した時の色合いなどを考え、約900枚のガラスの配置を考え抜いた力作だ。
個展は23日まで。午前10時~午後6時。入場無料。問い合わせはさとぴあTEL018・893・3412
遠藤さんは鹿角市出身で、長年金属メーカーに勤めてきた。40代後半で、福島県から秋田市に転勤。自宅近くのステンドグラス教室を訪れ、飾られていた作品のランプに目を奪われた。
「一見、ただ色が付いただけのガラスに見えるが、光を浴びると訴えるように輝く」
以降、ほぼ毎日作品のデザインをするほどのめり込んだ。3年ほど教室で学び、その後は独学で制作を続けた。
最初に紙に全体像を描き、板状のガラスからカッターでパーツを切り抜いて、はんだごてで接合する。工程でガラスが飛び散って危ないため、自宅を増築して10畳ほどの工房「遊雅(ゆうが)」を構えた。
イメージ通りに作るのは難しく、作業には緻密さが求められるが、完成させた作品が光を浴びた時が一番の喜びだ。
「苦労すればするほど、それに比例して美しく輝くかのようだ。その瞬間、次も作りたいという思いが湧いてくる」
個展ではクリスマスリース、ひな人形、ブドウの木などさまざまな物を題材とした約40点が並んでいる。中でも海中を泳ぐ大小さまざまな魚やエビを表現した「魚群」(高さ120センチ、幅90センチ)が目を引く。光が差した時の色合いなどを考え、約900枚のガラスの配置を考え抜いた力作だ。
個展は23日まで。午前10時~午後6時。入場無料。問い合わせはさとぴあTEL018・893・3412