高校生ら「しゃこちゃん」シュークリーム開発

シュークリームの新商品を紹介する工藤さん(前列右)と木造高生たち

 青森県つがる市の木造高校2年生5人と同市森田地区の菓子店「お菓子の工藤」が、同市ゆかりの遮光器土偶(通称・しゃこちゃん)を模したチョコレートや同市産タカミメロンを使ったシュークリームを共同開発した。それぞれが絶妙に調和した甘さが魅力で見た目もユニーク。同店が10日から通年販売を始める。双方の関係者は「つがる市を強力にPRできる新商品」と自信を見せる。

 地元企業と連携して地域産業の振興を図ることなどが目的。地元が売りにしている農産物を意識し、同市産「まっしぐら」の米粉を細かくして生地に使用、中にメロンの果肉を入れた。全体の形は、しゃこちゃんが木箱の中から飛び出てくる様子をイメージしたという。商品名は「しあわせ やみつき こんにちわっしゅー」。

 同店4代目店主の工藤拓也さん(38)は、亀ケ岡石器時代遺跡の世界文化遺産登録でしゃこちゃんが有名になったとし「つがる市のお土産の一つになってほしい」と期待。同校総合学科の石沢悠乃さんは「試行錯誤を重ねてできたデザインで、味は100点満点以上と思う。つがる市をPRできれば」と話す。

 価格は税込みで1個330円。同校は、10月に青森市内で開催予定の「全国産業教育フェア青森大会」で商品を紹介する予定。

しゃこちゃんが木箱から飛び出てくるイメージで作ったというシュークリーム

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