秋田犬の里がオープン ハチ公“里帰り”で花添える

人気を集めた忠犬ハチ公の剝製
 秋田県大館市のJR大館駅前の観光交流施設「秋田犬の里」が8日、グランドオープンし、忠犬ハチ公の剝製の特別展示が始まった。剝製が同市に“里帰り”するのは32年ぶり。国内外から訪れた大勢の観光客らは、ガラスケースに入ったりりしい立ち姿に「大きい」「立派だ」と声を上げていた。

 オープニングセレモニーには市や県、近隣市町村などから関係者約160人が出席。テープカットには同駅の観光駅長を務める秋田犬の「あこ」と「おもち」も参加し、花を添えた。

 セレモニーで福原淳嗣市長は「秋田犬を核に市の魅力を発信していきたい」とあいさつした。

 続いて市民有志でつくる「忠犬ハチ公銅像及び秋田犬群像維持会」(富樫安民会長)主催の忠犬ハチ公慰霊祭も行われた。大館南小5年の土田想侑君(10)と同駅の高橋仁司駅長が、正面玄関前のハチ公銅像に花の首輪を供えたほか、参加者全員で黙とうした。

 オープンの目玉として、忠犬ハチ公の剝製を展示する企画展を12日まで実施。所蔵する東京・上野の国立科学博物館に市が要請して実現した。県内では2006年に県立博物館(秋田市)でも展示されている。

 剝製は体長約100センチ、体高約85センチ。クリーム色がかった毛並みに、両耳がピンと立った堂々とした風貌をしている。

 青森県十和田市の野崎正明さん(72)は「これがハチ公かという感じ。大きくてりりしい」と感激した様子。秋田犬保存会ヨーロッパ支部のピーター・ファン・デル・ルフトさん(37)=オランダ=は「秋田犬はスタイルがいい」と話した。

 来賓として訪れた国立科学博物館の林良博館長(72)は「ハチ公も里帰りを喜んでいると思う」と感慨深げだった。

 同館は先月17日にプレオープンし、今月6日まで17日間の入場者は4万6973人に上った。

大館市

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