3年ぶりの「大曲の花火」へ 観覧席求め2千人が行列

観覧席券を求める人が長蛇の列を作った大曲商議所前=3日午前7時55分ごろ
 8月27日に秋田県大仙市で開かれる第94回全国花火競技大会(大曲の花火)の観覧席券の直接販売が3日、大曲通町の大曲商工会議所で行われた。3年ぶりの開催を待ちわびた県内外の約2千人が長い列を作り、好みの席を買い求めた。

 販売は予定を1時間繰り上げて午前7時に開始し、11時過ぎに終了。5種類の席、合わせて2200席(約7千人分)を売った。

 今年は新型コロナウイルス対策として密を避けるため、1升6人の桟敷席を廃止。新たに導入した定員4人のテーブル付き椅子席は、購入希望者が千人を超えれば抽選だったが、午前8時の時点で千人に満たなかったため、抽選を行わず販売された。

 10時までに来場すれば購入できるとされた定員3人のベンチ席、1人のパイプ椅子席、4人のブルーシート席、3人の堤防席も、いずれも順調に売り出された。

 岩手県花巻市から妻と訪れた会社員阿部強治さん(58)は、テーブル付き椅子席を求めて5時過ぎから並んだ。「早く買うことができて安心した。大会提供花火が見たくて30年くらい前から来ている。再開を待っていたので、やっと見られるのが楽しみだ」と話した。

 11日からはインターネット販売を行う。問い合わせは大曲商議所内の実行委員会事務局TEL0187・88・8073

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