
冒険家の阿部雅龍さん(39)=秋田市生まれ、潟上市育ち、東京都住=が、人類未踏の「白瀬ルート」で単独徒歩による南極点到達に挑んだ54日間を振り返る企画展「大和雪原(やまとゆきはら)を越えて」が、にかほ市黒川の白瀬南極探検隊記念館で開かれている。7月18日まで。
阿部さんが現地で撮影した写真と映像、実際に使った装備品など計約50点を展示。トレーニングや荷造りの写真も並べ、冒険の始まりから終わりまでが見えるよう構成した。写真タイトルと説明文も阿部さんが手掛けた。
企画展初日の3月22日に記念館を訪れた阿部さんは、小型無人機ドローンで撮影した大和雪原の映像について「110年前に白瀬隊が見たものと同じ景色を、ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話した。
阿部さんは、日本人初の南極探検家・白瀬矗(のぶ)(同市金浦出身)が断念した夢を実現しようと、昨年11月19日に白瀬の最終到達点である大和雪原をスタート。今年1月17日までに約1300キロを歩いて南極点へ到達する計画だったが、悪条件が重なり、目標を南極横断山脈越えに切り替えた。しかし、悪天候などのため1月11日に断念。11月末にも再挑戦する予定だ。
今年は白瀬が大和雪原へ到達して110年の節目。記念館では、白瀬を支えた南極探検隊を紹介する企画展も同期間に開催している。
午前9時~午後5時(入館は4時半)。入館料は一般300円、小中学生200円、市内の中学生以下は無料。月曜休館。
阿部さんが現地で撮影した写真と映像、実際に使った装備品など計約50点を展示。トレーニングや荷造りの写真も並べ、冒険の始まりから終わりまでが見えるよう構成した。写真タイトルと説明文も阿部さんが手掛けた。
企画展初日の3月22日に記念館を訪れた阿部さんは、小型無人機ドローンで撮影した大和雪原の映像について「110年前に白瀬隊が見たものと同じ景色を、ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話した。
阿部さんは、日本人初の南極探検家・白瀬矗(のぶ)(同市金浦出身)が断念した夢を実現しようと、昨年11月19日に白瀬の最終到達点である大和雪原をスタート。今年1月17日までに約1300キロを歩いて南極点へ到達する計画だったが、悪条件が重なり、目標を南極横断山脈越えに切り替えた。しかし、悪天候などのため1月11日に断念。11月末にも再挑戦する予定だ。
今年は白瀬が大和雪原へ到達して110年の節目。記念館では、白瀬を支えた南極探検隊を紹介する企画展も同期間に開催している。
午前9時~午後5時(入館は4時半)。入館料は一般300円、小中学生200円、市内の中学生以下は無料。月曜休館。