「桜のまち」プロジェクト始動 北上、第1弾は料理コラボ

満開の桜に囲まれた「ときよじせつONODERA」で寄付付きディナーの準備を進める小野寺伸也店主
 北上市の飲食店や企業、農業事業者などは、地元の桜を活用して交流人口の拡大などを目指す「つながる北上さくらプロジェクト」を立ち上げ、活動を本格化させた。4月には飲食店内で満開の桜を見ながらコース料理を楽しむ特別企画を用意し、売り上げの一部で病気や障害のため花見ができない子どもたちに桜を贈る予定。展勝地開園100周年の節目を機に事業者間の連携の輪を広げ、「桜のまち」としての魅力を一層高める。

 プロジェクトは、いずれも同市の飲食業アリーブ、ガス製造供給の北良(ほくりょう)、農園うるおい春夏秋冬(ひととせ)、花巻市の花関連業Lamb’s(ラムズ)など6者が実行委を組織。みちのく三大桜名所の展勝地を中心に、豊富な「桜資源」を生かした取り組みを検討、試行してきた。

 第1弾として、4月5~17日にアリーブが運営する北上市本通りのレストラン、ときよじせつONODERA(小野寺伸也店主)で「寄付付きディナー」を企画。満開のソメイヨシノやヤエザクラが飾られた店内で旬の山菜や野菜、県産牛を使ったコース料理(6~10品)を5千~1万円で提供し、料金の1割を桜の木の寄贈に充てる。

 今後は協賛する飲食店を増やし、オリジナル商品の開発、折れた桜の利活用、農業者からのさらなる食材提供を見込む。農商工連携を強化しながら地元の魅力を県内外に発信して集客を図り、病気などで自由に外出できない子どもたちに自宅で観桜を楽しめる環境を整える。

 昨年、独自で「お花見ディナー」を提供した小野寺店主(43)は「地元の連携の輪をさらに広げ、桜のまち・北上の価値を高めたい」と意気込む。

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