おいでよ「いちごパーク」 陸前高田の就労支援事業所が開園

オープン記念に招かれ、大きく実ったイチゴを摘み取る子ども
 陸前高田市の就労継続支援B型事業所せせらぎ(米田智所長)が運営する観光イチゴ園「いちごパーク」は9日、同市矢作町にオープンした。施設利用者の仕事を増やすため新規事業として立ち上げた。東日本大震災を経て新たなまちづくりが進む中、観光振興や交流人口拡大の力にもなりそうだ。

 施設利用者の熊谷勝夫さん(71)=同市高田町=が「おいしいいちごパーク開園します」とオープンを宣言。「お客さん第1号」として招いた矢作小と下矢作保育園の約30人は、イチゴを摘み取り、おいしそうにほおばった。

 矢作小2年の小林蒼羅(そら)君は「大きくておいしいイチゴをいっぱい食べた。今度は家族と来たい」と声を弾ませた。

 イチゴ園は矢作小近くの民有地を借り、床面積約2400平方メートルのハウスを整備。腰高の位置に苗があり、栽培や収穫がしやすい「高設栽培」を導入し、通路の一部は車椅子が通れるようにした。

 紅ほっぺなど6品種の計約1万2千株を栽培し、施設利用者2~5人が作業に励む。今季は5月まで、来季以降は1~5月に開園する。直売コーナーを併設し、カフェの営業も近く始める予定だ。

 せせらぎは利用者約20人が軍手の製造・販売などに取り組んでおり、利用者の工賃を維持・向上させようと本県沿岸部では珍しい観光イチゴ園に着目。昨年6月からハウス整備などを進めてきた。

 米田所長(56)は「多くのお客さんに来てもらうことで利用者はやりがいを持てる。市内の他の観光施設とも連携していきたい」と展望する。

 午前10時~午後3時で月曜定休。前日までに予約する。30分食べ放題で中学生以上2千円、小学生1500円、3歳以上千円。2月中はオープン記念で1割引きとなる。問い合わせはいちごパーク(0192・22・9700)へ。

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