宮古高生版「るるぶ」 地元の魅力PR、市と連携し特別編集

宮古市への移住や定住を活性化させる目的で製作した「るるぶ」の特別編集版を紹介する宮古高の1年生
 宮古市は、同市宮町の宮古高(遠藤拓見校長、生徒660人)の1年生152人と連携し、JTBパブリッシング(東京都)の観光ガイドブック「るるぶ」の特別編集版を製作した。同市への移住と定住が目的で1月に発行。生徒は事業者や市職員に取材を重ね、自分たちが育った地域を高校生の視点でまとめた。

 ガイドブックは16ページ。浄土ケ浜などの名所のほか、復興に伴うインフラの整備や行政の子育て支援など普段の生活に関する情報も集約し、写真やインタビューを交えて掲載した。

 生徒は▽食▽自然▽働き方▽子育て▽市の概要-の五つのテーマに分かれて活動。「総合的な探究」の授業の一環で、昨年4月から事前学習を重ね、同7月に取材して文章をまとめた。

 働き方を担当し、市内でマイクロコネクタなどを製造する東北ヒロセ電機宮古工場を取材した斎藤拓斗さんは「宮古は海が有名で工業が盛んなイメージがなかった。世界的な企業と取引があることを知って印象が変わった」と視野を広げた。

 盛岡市から移住した漁業者を取材した工藤りほさんは「漁業はやりがいがあり、宮古の環境でしかできない海産物が本当においしいという思いをそのまま伝えたかった。宮古の人にも読んでほしい」と呼び掛ける。

 2万部を発行し、県内外で無料配布する。宮古市や県の施設で入手できる。同市内の高校1年生には定住の資料として配られた。同社によると「るるぶ」を使った自治体のPR事業で高校の教育カリキュラムと連携する試みは初めて。

 田沢優大さんは「内容の一つ一つに時間をかけているので隅々まで読んでほしい。将来は宮古で働きたいので、人が多く訪れる町になってほしい」と願いを込める。

宮古市

岩手
「田老かりんとう」歌に 宮古・田中菓子舗、地域支援の有志制作
岩手
にぎわい東北号 出発進行 イオン東北がラッピング車両
岩手
宮古市役所がライトアップ 光で表す感謝の思い、21日まで
岩手
毛ガニとワカメ 堪能して 宮古地区8施設が宿泊プラン
岩手
客足回復へ光触媒で抗菌 宮古のラーメン店、店内コーティング