鹿肉活用「もみじラーメン」 大槌のカレー店に新メニュー

植山竜太郎店主(中央)の考案したもみじラーメンを試食する兼沢幸男社長(右)
 大槌町本町のカレー店どんりゅう庵(植山竜太郎店主)は来月、同町で捕獲された鹿を使った新メニュー「もみじラーメン」の提供を始める。同店の鹿肉メニューは2品目。昨年、県内唯一の鹿肉加工工場が稼働した同町で、「ジビエ」料理の浸透が加速しそうだ。

 新メニューは、鹿の骨やバラ肉などをじっくり煮込んだしょうゆベースの甘いスープが太麺によく絡む。やわらかく味の染みた鹿肉の角煮がトッピングだ。

 14日は、鹿肉を卸した同町の食肉加工業MOMIJIの兼沢幸男社長(36)ら関係者が試食に訪れ、「鹿の香りがしっかり鼻に抜ける」「ジビエ本来の味と香りを楽しめる」などと好評だった。

 同店は昨夏から、地元の鹿を使った「ひょうたん島の鹿カレー」(800円)を月1回提供してきたが、限定12食は毎回ほぼ完売になる人気ぶり。「珍しい地元食材をもっと生かしたい」と、植山店主(56)は昨年11月ごろからラーメンの試作にも挑戦し、鹿のにおいと味が生きる甘めのスープにたどり着いた。

 兼沢社長によると、大槌町で捕獲された鹿の肉は昨年5月の出荷開始以来、徐々に知名度が浸透。現在、県内外の飲食店やホテルなど約30事業者に卸している。町内ではほかに明治期から続く割烹(かっぽう)岩戸(佐藤剛(ごう)店主)が鹿肉をメーン料理とする和食コース「和のジビエ」(税別5千円から)を夜限定の予約制で提供している。

 植山店主は「鹿料理が三陸の名物になり、まちおこしにもつながってほしい」と思い描く。

 どんりゅう庵は午前11時~午後4時(火曜定休)。もみじラーメン(700円)は来月から毎月第2土曜日に限定20食、鹿カレーは毎月第4土曜日に提供する。原則前日までの予約が必要。問い合わせは同店(0193・41・1777)へ。

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