由利本荘市鳥海町で伝統の雪中田植え、五穀豊穣などを祈願

雪に稲わらの束を植える佐藤さん
 小正月行事「雪中田植え」が15日、秋田県由利本荘市鳥海町のホテルフォレスタ鳥海の敷地で行われた。市職員やホテル従業員ら約20人が参加し、今年1年の五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を願った。

 昨年までは同町の休養宿泊施設「鳥海荘」の指定管理者だった「あかつき観光サービス」が、100年以上にわたり雪中田植えを続ける家系の団体職員佐藤久通さん(34)=同町上川内=に依頼して行っていた。しかし昨年4月に指定管理者が代わってからは鳥海荘で雪中田植えを行わないこととなったため、フォレスタ鳥海が引き受けた。

 すげがさ、みの、わらぐつを身に着けた佐藤さんは、1辺約2メートルの祭壇の入り口にホオノキを2本立てた後、雪に長さ80センチほどの稲わらの束を12本植えた。その後、参加者を代表して5人が玉串をささげた。

 佐藤さんによると、植えた日が雪なら豊作になるとされるが、この日は青空が広がる穏やかな天気。「これだけ晴れると、今年は水不足や干ばつが懸念される」と占った。

 同ホテルの佐藤安隆社長(68)は「地元の伝統的な小正月行事を何とか存続させたいという思いがあった。これからも毎年続けられればいい」と話した。

由利本荘市

秋田
伝統的な農作業、かかしでリアルに再現 由利本荘市・出羽伝承館
秋田
おもちゃ美術館隣に自然豊かな公園 11日オープン
秋田
密避けて飲み食べ歩き 由利本荘で1日からイベント
秋田
山菜料理や万能みそ…家で「秋田の味」を 新橋の「篁」販売
秋田
春の味覚サシボ、年中味わえる! 由利本荘でパック詰め販売