交流促すレトロ喫茶 洋野・空き家改装し開業

交流の場を目指して「喫茶とスペース ヒロノバ」を開業した松田直美さん
 洋野町の地域おこし協力隊として活動した松田直美さん(44)は、同町種市に「喫茶とスペース ヒロノバ」を開業した。コーヒーや地元産の食材にこだわったスイーツを提供。昭和レトロを意識した空間で、イベントや共有の仕事場「コワーキングスペース」も設けた。移住・定住の促進を図った協力隊時代の経験を生かし、町内外の人がゆったりと交流できる場所を目指す。

 カフェは種市地区中心部の木造平屋の空き家を改装した。サイホン式でいれたコーヒー(380円)や地元のおおのミルク工房の牛乳を使ったマフィン(120円)などを提供。今後軽食などのメニューを増やしていく。

 スペースは10~15席程度の空間があるが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、オープンした5日時点では4席に抑えた。フリーWi-Fiも設置し、6畳のレンタルスペース2カ所も併設。イベントやコワーキングスペースとして活用できる。

 松田さんは久慈市中央出身。岩手大を卒業後、宮城県や埼玉県の民間企業で働いていたが、2016年の台風10号豪雨で実家が被災。東日本大震災当初から「大きな災害があった時、実家の近くにいた方が安心できる」と感じており、17年に町地域おこし協力隊員に就任した。

 隊員として移住、定住の促進を図る中「気軽に町内外の人が顔を合わせられる場をつくりたい」と19年に開業を決意。一軒家を借り、20年3月に退任後、同僚だった隊員らの手伝いを受けながら、自力でカフェに改装した。

 11月にプレオープン。コロナ禍で人が集まりにくい状況が続くが、松田さんは「新型コロナが落ち着いたら交流の輪を広げられる場所を目指したい。一息つきたい時や気分転換に気軽に寄ってほしい」とほほ笑む。

 営業は火-木、土曜日の午前11時(土曜日は午後2時)~午後6時。テークアウトにも対応。問い合わせは同店(0194・75・4341)へ。

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