武者人形など一新、鮮やかな色取り戻す 土崎・伝承館の曳山

人形などの装飾品を一新した曳山
 秋田市土崎港の土崎みなと歴史伝承館で展示している高さ11・5メートルの曳山(ひきやま)のリニューアル作業が16日完了した。日焼けによる退色が目立っていた武者人形などの装飾品を一新。勇ましい合戦の舞台が鮮やかな色を取り戻した。

 曳山は2018年3月の同館オープン以来、展示ホールに設置している。毎年7月に開かれる「土崎神明社祭の曳山行事」(土崎港曳山まつり)で練り歩きに使う曳山に比べ、高さは2倍以上。館外からもガラス越しに見られる。

 リニューアルはホール内で行った。曳山の土台はそのまま生かし、人形計6体と草花などの装飾品、背景の黒い布などを取り換えた。今回の人形は、平安後期の前九年合戦で出羽の大豪族・清原武則が安倍氏を討伐した場面を表現している。

 作業は同市寺内鵜ノ木の越前谷人形店店主、越前谷時春さん(72)が手掛けた。人形作りに約3週間かけ、表情から合戦の勝敗が分かるよう精魂を込めた。「気温が低くて絵の具が乾きづらいし、作業場も寒くてとにかく大変だった」と振り返る。

 来館者がどの角度から曳山を見ても楽しめるように、人形の顔の向きや配置にもこだわったという。越前谷さんは「まつり中だと人形の顔をまじまじと見づらい。いろいろな角度で人形の表情を楽しんでほしい」と話した。

 16日は曳山のリニューアルに伴う神事も行われた。越前谷さんのほか穂積志秋田市長、同館を管理運営する土崎みなと街づくり協議会の佐原孝夫会長らが出席し、曳山を清めた。

 佐原会長(78)は新しくなった曳山を見て「色鮮やかですっきりとした印象。大きさは変わっていないが、前よりも大きく見える」と話した。「当館の曳山はまつりのある夏に限らず、いつでも見られる。リニューアルをきっかけにより多くの人に来てもらい、まつりの熱気を感じてほしい」と呼び掛けた。

 入館無料。開館時間は午前9時~午後5時。火曜と年末年始(12月29日~1月3日)は休館。

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