県北薫るジン・ウオッカ 南部美人、炭やウルシ使い製造へ

「岩手でしか造れない酒で世界中を魅了したい」と語る久慈浩介社長(右から3人目)
 二戸市福岡の酒造会社南部美人(久慈浩介社長)は、県北産の炭やウルシを使ったジンとウオッカの製造を始める。来年3月ごろの発売を予定。新型コロナウイルス禍で日本酒の消費が落ち込む中、地元資源を生かした新商品で県北を盛り上げる。

 ジンは製造過程で同市の浄法寺漆の樹皮を漬けて香り付けし、ウオッカは久慈市のシラカバの活性炭でろ過し、「岩手ならでは」の味わいを目指す。

 同社は4月、コロナ禍で品薄となった消毒薬の代替となる消毒用アルコールの製造を始めた。年明けに二戸市下斗米の馬仙峡蔵に蒸留設備を導入し、同アルコールと併せてジンとウオッカの製造に乗りだす。

 コロナで日本酒の需要が落ち込み、原料となる酒米が消費できずにいた。蒸留酒の生産で酒米の活用につなげ、地元の資源を生かすことで県北振興の一助としたい考えだ。

 6日に盛岡市内で記者会見した久慈社長は「日本酒にとらわれずジャンルを多角化していく。特産品を活用し岩手でしか造れない酒を製造し、世界中を魅了したい」と力を込める。

 製造開始は来年1月を予定し、各1万本程度の製造を目指す。

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