マツタケV字回復に期待 昨年大凶作の岩泉、今季の出荷本格化

道の駅いわいずみの売り場に並べられたマツタケを品定めする来店者
 本格的なマツタケシーズンを迎え、県内有数の生産量を誇る岩泉町の関係者は豊作への期待を膨らませている。昨年は記録的な不作で、2017年以降厳しい状況が続く。今年は出だしこそ例年より遅いが、関係者は気象条件が良く平年並みの出来を期待。「今年こそ」と町の特産品のV字回復に望みをかける。

 同町では例年より1週間ほど遅れたが、先月末から出荷が本格化。同町乙茂(おとも)の道の駅いわいずみでは、3千円台から1万円台まで大小さまざまなマツタケが売り場に並び、住民や観光客らが品定めした。

 同町産のマツタケは昨年、近年まれに見る大凶作だった。県がまとめた特用林産物統計によると、豊作の16年の生産量は1万3493キロだったが、19年は26キロにとどまった。

 町農林水産課の今村篤林業水産室長は「自家消費などで出回るマツタケは反映されていないため、把握には限りがある」とした上で「不作だった18年に比べても格段に落ちた」と嘆く。

 岩泉まつたけマイスターの中村貞司ホテル龍泉洞愛山社長によると、昨年は10月に暑い日が続き、高温障害が発生。記録的な不作につながった。中村社長は「今年は雨も多く、気温がじっくり下がっている。順調に秋めいていけば良い年になりそうだ」と状況を注視する。

 15年以降、県内随一の生産量を誇ってきただけに、関係者の今年に懸ける思いは大きい。マツタケの買い取りや県内外への販売を手掛ける町森林組合の三浦保明参事は「昨年は取り扱いがほぼゼロに近く、注文を断らざるを得なかった。今年は(順調な)兆しを感じていて、平年並みは(確保が)大丈夫そうだ」としている。

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