9カ月ぶりに営業再開 盛岡八幡宮の「八満食堂」

再開した店内で日替わり定食「日々のおだいどこ定食」を提供する川村康徳店主
 盛岡市八幡町の八満(はちまん)食堂コレコウジツ(川村康徳店主)は、約9カ月ぶりに営業を再開した。店舗は盛岡八幡宮の境内にあり、八幡宮の施設改修工事のため1月半ばから休業していた。新型コロナウイルス感染症の影響で、飲食業を取り巻く状況は一変。厳しい再出発となったが、テークアウトの導入や新設したイベントスペースの活用などでも集客を図り、境内から活気を発信する構えだ。

 県産食材にこだわった定食やカレーなどを提供する食堂は16日から再開。待ちわびた客らが早速訪れた。本格オープンの10月3日までは、和食中心の日替わり定食(800円)と中華そば(700円)などメニューを限定して営業する。

 2014年から営業。八幡宮と川村店主(35)によると、八幡宮が管理する店舗敷地に公衆トイレを新設するため店の一部を解体。木造平屋の店舗面積は改修前の半分ほどの約80平方メートルとなったが、店内奥に下飯岡の実家で栽培した農作物の販売やアートギャラリーとして使うイベントスペースを設けた。

 13~16日に予定していた盛岡秋祭りが中止となるなど、コロナ禍で環境は一変した。本格オープン後には、定食とカレー(780円)の持ち帰りに対応するなど知恵を絞っている。

 京都芸術大(旧京都造形芸術大)卒の経歴を生かし、近くのブラジリアン柔術道場で子どもたちに美術も教えるなど幅広く活動する川村店主。再開後も不安は尽きないが「客とのつながりを料理以外でもつくりたい」と力を込める。

 当面は午前11時~午後4時、火曜定休。

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