春の味覚サシボ、年中味わえる! 由利本荘でパック詰め販売

ゆりぷらざで販売している「鳥海山麓ごっつぉさしぼ」
 秋田県由利本荘市文化交流館カダーレ内の物産館「ゆりぷらざ」の運営や市特産品の注文販売を手掛ける大友商店(大友孝徳代表)は、本荘由利地域で食べられている山菜「サシボ」(イタドリの芽)をパック詰めにした「鳥海山麓ごっつぉさしぼ」を今月からゆりぷらざで販売している。賞味期限は来年6月24日で、地域の春の味覚を年中堪能できる。

 サシボはほのかな酸味とぬめりのある食感が特徴で、本荘由利地域では天ぷらやおひたしにして食べられている。地域の道の駅や直売所には毎年、4月中旬から6月下旬ごろまで鳥海山麓で採れたサシボが並ぶ。同市鳥海町の直売所「菜らんど」の担当者は「土地によって味が違う。お客さんからは鳥海のサシボは特においしいとよく言われる」と話す。

 一方、県外とも取引のある小坂町の山菜採り代行サービス「あきた森の宅配便」(田中奈津子社長)は、サシボは扱っていない。田中社長は「サシボは小坂でも採れるが、県北ではほとんど流通していないと思う」と話す。県内各地で採れるサシボだが、本荘由利地域で好んで食べられている。

 商品開発は大友代表(58)が発案。2017年に東京から由利本荘市へUターンした大友代表は翌18年春、サシボがほぼ地元でしか食べられていないことを知った。東京の知り合いの飲食店で提供してもらい好評だったことから、日持ちしないサシボを加工して長持ちさせ、市の特産品として県内外に流通させようと商品化に着手した。

 以来、大友代表は春になると鳥海山麓へサシボを採りに出掛け、にかほ市の食品加工会社に加工を依頼。独特の食感や風味を残すために味付けや加工法を吟味した結果、80度の低温で殺菌して白しょうゆなどで仕立てることで、味のバランスを取りつつ常温での長期保存を可能にした。

 大友代表は「春の味覚が年中食べられるようになった。ぜひその味わいを楽しんでほしい。いずれは県外へ流通させ、鳥海山麓にこんなにおいしい山菜があることを知ってもらいたい」と話す。

 1パック540円(税込み)。1パックにサシボ4、5本が入る。今年は120パックを製造した。なくなり次第販売を終了する。ゆりぷらざは火曜定休。問い合わせは大友代表TEL090・3474・0229

由利本荘市

秋田
伝統的な農作業、かかしでリアルに再現 由利本荘市・出羽伝承館
秋田
おもちゃ美術館隣に自然豊かな公園 11日オープン
秋田
密避けて飲み食べ歩き 由利本荘で1日からイベント
秋田
山菜料理や万能みそ…家で「秋田の味」を 新橋の「篁」販売
秋田
準備と後片付けはお任せ! フォレスタ鳥海で気軽にBBQ