貴重な「遺産」きれいに! 旧小坂鉄道茂内駅を草刈り

きれいに草が刈られた旧茂内駅の構内
 旧小坂鉄道を利用してレールバイク(軌道自転車)を運行する秋田県大館市のNPO法人「大館・小坂鉄道レールバイク」(近藤肇理事長)は23日、同市雪沢にある旧茂内駅の保全活動を行った。昨年に続き、地元の茂内屋敷町内会と共同で構内の草刈りを実施。緑に覆われていたレールが徐々に姿を現し、廃線の駅とは思えない光景が広がった。

 旧茂内駅は2009年の小坂鉄道廃線で廃止された。だが、構内には手動の「腕木式信号機」や駅員と運転士の間で受け渡す「タブレット」の交換器具が、今も残る。同NPOは茂内駅を「鉄道遺産」と位置付けて利活用しており、昨年10月にはレールバイクのタイムレースを開催した。

 作業には12人が参加。それぞれ草刈り機を手に構内に散り、直線の複線レールとなっているホーム付近から腕木式信号機のある辺りにかけて、生い茂る草や木を刈っていった。

 またこの日は、駅から1・5キロほど北側の民家敷地にある木造車両の一部を解体し、木片を駅まで運搬した。同NPOによると、この車両は茂内駅を起点とした長木沢森林鉄道(1968年廃線)で使用された客車とみられる。所有者から譲り受けたものの傷みが激しいため、今後駅舎で復元し、展示する方針。

 近藤理事長(64)は「茂内駅は鉱業、林業という北鹿地域の産業の歴史を伝える貴重な遺産。住民も大切にしてくれており、引き続き保存と活用に取り組みたい」と話す。新型コロナウイルスの感染状況を見極めながら、今秋もレールバイクのタイムレースを開催したいという。

 同NPOは今年、新型コロナ感染拡大防止のため、常設コースでのレールバイク運行を取りやめている。

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