静かに夏山シーズン到来 岩手山山開き

雲海を背に柳沢コースの岩場を登る。例年ならにぎやかな登山道も今年は静かだった
 例年と様変わりした山開きでも、本県最高峰は変わらぬ魅力をたたえていた。1日に山開きを迎えた滝沢、八幡平、雫石の3市町にまたがる岩手山(2038メートル)。新型コロナウイルス感染症対策のため、3市町の登山隊による山頂でのセレモニーなどは中止に。登山道に人の姿はほとんど見られなかったが、道沿いを多様な山野草が彩り、山頂は雄大な姿を見せていた。

(文と写真は報道部・下石畑智士、八幡平支局・及川慶修)

 例年なら愛好者の車であふれる滝沢市の馬返し登山口の駐車場には数台が置かれているのみ。登山口から山頂へ続く柳沢コースに色とりどりのウエア姿の列はなく、しっとりとぬれたエゾツツジやシラネアオイが鮮やかさを増していた。

 クマよけの鈴のにぎやかな音色の代わりに、聞こえてくるのは鳥のさえずりや吹き付ける風の音。八合目避難小屋では登山者がコロナ対策をとりながら疲れを癒やした。

 毎年、多くの登頂者が喜びを分かち合う山頂も人影はまばら。「日本百名山岩手山」の文字と、コマクサのイラスト入りの標識は心なしか寂しそうに立っていたが、頂に着いた人たちを優しく迎え入れた。

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